配当金

【超絶悲報】RDSD(シェル)66%大幅減配でシェルはオワコンか

RDSBが66%減配を発表!高配当株はオワコン?

 

こんにちは!高配当株大好き落ちKENです。

ビッグなニュースが飛び込んできたので、記事にしました。なんと、高配当株でかつ減配記録が第二次世界大戦(1940年から)より無い、代表的な高配当ADR銘柄であるRDSBが減配を発表しました。

マメ知識

落ちKENのポートフォリオの50%が高配当のタバコ株

そして、ポートフォリオの10%は今回減配したRDSBとBPと共にオイル株なのだ

昨今オイル価格がマイナスを付けたり、何やら不穏な空気が漂っておりました。その中でもXOM(エクソンモービル)は配当維持であったり、RDSBも以前に配当を維持する表明をしていましたが、遂に恐れていた事が起こりました。

WTIが初のマイナス価格を記録!

皆様の記録に大きく残っているイベントとは思いますが、米ウエスト・テキサス・インターミディエイト(WTI)5月限は、史上初のマイナス圏で取引されました。

ブルームバーグより

上記の表にはありませんが、WTIは、2020年初頭には1バレル60ドルを超えていたものの、コロナウイルスの影響で需要が激減し、原油価格が急落したのは記憶に残るところです。

ロシアではウォッカが水より安いなんてジョーク?を聞いた事がありましたが、まさかオイルが水より安くなるなんて、しかもオイルを買ったら買った分だけお金がもらえるなんて事になるとは思いもしなかったです。

タンカーやタンクローリーを保有していたら、原油を買えるだけ買いたかったのは落ちKENだけでは無いはずですw

ロイヤル・ダッチ・シェル(RDSB)66%減配

代表的なオイルメジャーでかつADR銘柄(米国配当税の10%なし)は2つあり、今回減配したRDSB(ロイヤル・ダッチ・シェル)とBP(ブリティッシュ・ペトロリアム)です。どちらも高配当株で有名で特にRDSBはBPと比すると減配歴がなく(BPは石油漏出事故で50%減配)、連続増配歴は6年ですが、1940年より減配の歴史はなく高配当株の継続性としては優秀であると落ちKENは考えていました。

しかしながら、CNBCのニュースでRDSBが第二次世界大戦以来初の減配というビッグニュースが飛び込んできて、ガツンと頭を殴られました。 殴られはしましたが、よくよく考えてみると、これだけオイル価格が下がり、それと同時にコロナショックで需要もなくなれば、減配は仕方無いですし、むしろ無配転落にならなくて良かったと今では思いました。

CNBCニュースからサマリー日本語訳

  • 純利益46%減少し、66%減配へ。
  • 2019年末の0.47ドルから1株当たり0.16ドルに引き下げる。
  • シェルの減配は第二次世界大戦以来初めて。
  • シェルの株価は早朝の欧州マーケットで7%以上下落。
  • シェルの2019年第一四半期純利益:53億ドル
  • シェルの2020年第一四半期純利益:29億ドル

https://www.cnbc.com/2020/04/30/shell-q1-2020-results.html

なんと、純利益は2019年の同時期と比較して、59億ドル→29億ドルと46%も減少していました。いきなりこれだけの利益が落ちると、、、素人の落ちKENから見てもどうしようもなく酷い状態というのがわかります。

尚、同業のBP(ブリティッシュ・ペトリアム)は第1四半期の純利益が前年同期比で67%減少したと報告しています(配当は維持)。

オイルを取り囲む厳しい状況

大幅減配の事実は変わりませんが、ロイヤル・ダッチ・シェルのチャド・ホリデイ会長は声明の中で以下の様に述べています。

「株主還元はシェルの財務的枠組みの基本的な部分です。

しかしながら、経済の不確実性が長期化し、商品価格が下落し、ボラティリティが上昇し、需要の見通しが不透明になるリスクがあることを考えると、取締役会は、現在の株主配当の水準を維持することは慎重ではないと考えています。」

CNBCニュースより ロイヤル・ダッチ・シェルのチャド・ホリデイ会長

減配の事実は変わらないものの、株主還元(配当)は基本的な部分であり、減配は苦渋の判断であった事と表明しています。減配して苦しいコメントですが、将来的には増配の含みも感じ取れました。

 

PVMオイルアソシエイツのシニアアナリスト、タマス・ヴァルガ氏からは

需要の減少に伴い、現金が王様(cash is king)となっている。自社株買いを中断し、設備投資を削減し、配当金を減らすことは「標準になりつつある」流れである。

CNBCより PVMシニアアナリスト ヴァルガ氏コメント

 

以前は配当金や自社株買いと言った様な株主還元は当たり前の様に行われてきたものの、そいった株主還元の流れは控えられて、会社が現金を大事に保有する流れになっている様です。それを裏付ける様に、シェルのベン・ファン・ベアデン最高経営責任者(CEO)からのコメントもありました。

今年最初の3ヶ月間のエネルギー市場の状況を 「非常に困難な状況」と表現。続けて、

「マクロ経済の見通しが引き続き悪化しており、中長期的な不確実性が顕著になっていることを踏まえ、当社は、当社の回復力を強化し、バランスシートの強化を図り、シェルの長期的な価値創造を支援するために、さらなる慎重な措置を講じています」

CNBCより シェルCEO ベアデン氏コメント

未来を考えた際に、今回シェルが減配を決定したことは辛い事ですが、シェルが非常に困難な時期に財務体質の強化とコスト削減(減配・自社株停止)が、企業体力を回復に力強く繋がる事に一縷の希望を託すしかホルダーとしてはありません。

シェル自社株買い終了のお知らせ

また、同ニュース内ではシェル(RDSB)は減配の発表と同時に自社株買い終了もアナウンスしたとの事。

減配と同時に、シェルは次の自社株買いプログラムを継続しないことを発表した。このプログラムを開始して以来、シェルは約160億ドルの自社株買いを行ってきたと発表。

CNBCより

コロナショックが終了してオイルの実需が戻る事や、オペック、オペック+のゴタゴタが順調に解決していく事が今後のオイルの復調に繋がると落ちKENは考えています。

減配+自社株買い停止によるRDSBの体力が回復し、力強い配当を再度期待したい所です。

配当生活を夢見る落ちKENにも当然大ダメージ

RDSBが減配する前の落ちKENの年間配当金(税引き前)は≒4万ドルありましたが、RDSBの減配により、3.7万ドルまで低下する事になりました。

3000ドルの配当金を取り戻すためには高配当株式を6万ドル〜7.5万ドルも購入する必要があります。日本円にしたら700〜800万円分高配当株式を購入する必要があり、大きな痛手になりました。ようやく、株式全体の含み損が最大−2500万円→−100万円にまでなっていたのに、更に800万円のマイナスを喰らったのと同じインパクトでした。。。

今回の件をもって、オイルがオワコンとまでは思っていませんが、高配当の個別株にはこの様なリスクがあるという事、過去の減配記録は参考にはなるが、参考になる程度だという事を皆様にも理解して頂けたらと思います。

 

まとめ

まとめ
  • 高配当株のRDSB(シェル)が66%の減配
  • 同時に自社株買いの停止を発表
  • 2020年の第一四半期は純利益67%の減少
  • 今後業績の悪い他の高配当株へも波及の恐れ

 

  • 落ちKENも年間配当3000ドルの損失
  • 追加で800万円の高配当株式を購入する必要あり
  • 高配当株式の配当歴史を盲信してはいけない

 

落ちKENも悲しいダメージを追いましたが、シェルが無配転落しなかったのはありがたっかと思っています。BPもXOMも同様に厳しい環境が継続するかもしれないので、十分な心構えが必要だと思います。